当社が経験から得たアドバイスです。是非参考にして下さい。
◆目的
★看板はお客様が行動を起こす時の判断基準です★
その役割は2つに分けられます。
案内看板 : 告知、認知、区別などの情報を発信する看板(誘導など)
トイレの案内看板に
「看板を見てたら、おしっこがしたくなってきた」
なんて事はありませんよね。
案内看板はどうしたらそこに辿り着けるのか、
が最も重要です。
■広告看板 : 想像、洗脳、動機づけを発信する看板(宣伝など)■
飲食店では
「看板を見たら、お腹がすいてきた」
美容院では
「センスが良さそう!髪型を変えてみようか」
歯科、接骨院では
「信用ができそう。一度相談してみようか」など
ご商売に使用する広告看板は、
★見た人が 次の行動に移る 強い動機付け が必要です★
これから作る看板は
★誰の為に、どんな事を 伝えたいのか★
と目的を絞っていきましょう。自分の好みだけで作ってしまうと、
本来の目的とはかけ離れたものになります。ご注意を!
◆特徴を持たせる◆
昔の同級生で太っていた子の名前を今でも覚えているように、
★特徴をだす事で人の記憶に残させる★
それが看板作りには必要です。
★特徴は他との比較によって効果を発揮するのです★
自分の特徴をどうするかを考える前に、以下の点を調査しておきましょう。
●店単体だけでなく両隣との関係や道の反対側、離れた交差点などからも見てみましょう。
●その地域の同業者はどのような店構えをしているのかを調べましょう。
看板の特徴は
構成(書体・色・レイアウト・画像)によるものと、
動画(デジタル)・立体など視覚的効果で出す事ができます。
しかし、立体看板やデジタル看板は非常に有効ですが、
多くの予算が必要となり、その看板一台でお店の特徴をだす事は
少し難しいかもしれません。そこで
★比較的簡単に特徴を出すポイント★
①イメージカラーを決める
モノトーンとカラーのオブジェを並べ、
どちらの形を覚えていますか?と実験すると
カラーのオブジェの正解率が高くなります。
色は人の記憶力は高めるのです。
②原稿内容を絞り込む。
看板を一つのお芝居と考えてください。あなたは舞台監督です。
誰が主人公だか判らない!
わき役が出しゃばりすぎる!
そんなお芝居は面白くないでしょ?
主人公は主人公らしく。
わき役は名わき役として、主人公を引き立てる。
それが人を感動させるお芝居となり、記憶に残るわけです。
看板も同じ
一つの看板内に原稿を詰め過ぎると、主張は弱くなります。
主人公は屋号それとも業種?
わき役は電話/FAX番号?
HPアドレスは必要なの?など、
すばらしい舞台を作りあげるかのように原稿を決めていきましょう。
取り付ける場所によっては、
文字が小さ過ぎて見えなくなります
高い位置に書いてある電話番号
見えないものが多いですよね。
これでは意味がありません。
原稿はどんな場所に取り付けられるかを
考慮しましょう。
高い位置に取り付ける看板は《見させる看板》
低い位置に取り付ける看板は《読ませる看板》
※ちなみに人が看板を見る時間は、1.5秒以下とも言われています。
③ロゴ・マークを作る
日本の伝統、家紋。その家紋を見ただけで、
どこの一族なのかがわかります。
ロゴ・マークは理念や業種、店名などから
形を作り出します。
ロゴ・マークは家紋と同様
オンリーワンの特徴を与えてくれます。
④円や楕円の形にした看板を作ってみる。
看板を取り付ける建築物や構造物の殆どは、
水平垂直を基準に作られています。
信号機は丸が3つ並んでいますが、
丸い部分を■や▲にすると事故が増えてしまうのです。
なぜなら丸は人が最も認識しやすい形なのです。
看板に特徴をもたせ《記憶に残るお店》にしましょう。
「店名はわかならいけど、あの赤いマークのお店って〇〇だよね!」
なんて会話がでるようなになれば、看板戦略は一歩前に進んだ証拠です。